異常気象?ミシガン湖に浮かぶ綺麗な氷の玉(アイスボール)

2020年4月24日

ミシガン州は五大湖のうち、4つの湖に囲まれているためか、
世界的に珍しい地理的条件のそろっている州でもあります。

そんな中で、近年話題になっているのが
「ミシガン湖のアイスボール」(Lake Michigan Ice Ball)
です。

この現象は2013年頃に有名になった現象で、いろいろと不思議な現象みたいです。

いったいどんな現象なのでしょうか。調べてみました。

■2013年の元旦に発見された不思議な現象?

Ken Scottという写真家が元旦にミシガン湖に浮かぶ岩のような写真を撮影して、
有名になったというように言われています。
(それ以前からもIceBallは出現していたようですが)

“Lake Michigan Ice Ball"で調べると、
画像がたくさん出てきますが、大きいものから小さいものまであります。

大きなものは「岩が湖に浮かんでいる」ようにも見えるので、
不思議な気分になります。

沿岸に打ち上げられているのも不思議な風景です。

 

■なぜ、氷の球ができるのか?

 

もともと、ミシガン湖は何年に一度かの寒波などで湖が凍ることがあり
偶に流氷が沿岸まで流れることがあったりする湖でもあります。

そんな状態の中で、
「流氷が流れる中で波によって削られるうちに、球状になった」
といわれています。
(言われている、、、というレベルではっきりはわかってないらしい)

 

■実はこの現象は幻想的ではなくて公害的?
4℃の水温でIceBallが浮かぶのってどうなの?

この現象は理論的には解明できてないらしい。
(自分が調べた限りですが)

というのも、
2013年に発見されたとき、
ミシガン湖の水温は華氏40℃=摂氏4℃
だったそうです。

普通、4℃の水温なら、氷って溶けますよね?

とは言え、湖の場合は冷たい風が吹き続けて、
波が立っていて、Ice Bal lが常に回転していたりするので、
グラスに浮かぶ氷とは異なるとは思います。

■人工適に作ったIceBallでは再現不可能!? 化学的要因が関係?

これはアメリカの記事に掲載されていましたが、
同じような条件で人工的なIceBallを作ったが、
現象を再現できなかったそうです。

なので、一部の気象学者は
「何か化学的な理由が関係しているのではないか」
と考えているようです。

これは勝手な推測ですが、
大気中に何かしら今まではなかった物質が含まれるようになって、
それが影響で雪の結晶の形変わったことにより、
今回のIceBallは作られたのではないでしょうか
(なんら実証はないので、あくまで推測です)

ちなみに、
2013年は華氏80℃=摂氏26℃でも、ミシガン湖には氷が浮かんでいました
(参考リンク)
http://www.geoengineeringwatch.org/great-lakes-ice-remains-in-85-degree-temperatures/

 

■まとめ

 

このLake Michigan Ice Ball  現象ですが、
2013年以降も継続しているようです。

2016年も発生するのでしょうか。
原因がはっきりしていませんが、せっかくなので実際に目にしたいですねー