【コロナ】ミシガン州/オハイオ州の状況更新
感染の広がるアメリカ合衆国のうち、日本人が多く住んでいると言われるミシガン州とオハイオ州の州報告内容を日本語訳しました。
あくまで、個人の翻訳によるものですのでご注意ください。
正式な報告内容はそれぞれのリソース元にて原文にてご確認ください。
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ミシガン州/オハイオ州の感染者の推移
デトロイト領事館のHPにミシガン州/オハイオ州のこれまでの感染者の推移をグラフ化したものが掲載されています。気になる方はぜひご覧ください。
https://www.detroit.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
4月16日(金)の報告内容
1.ミシガン州及びオハイオ州の感染者数・死者数
(括弧内は前日比)
(1)ミシガン州:感染数29,263人(+1,204)、死者数2,093人(+172)
(2)オハイオ州:感染数8,414人(+623)、死者数389人(+23)
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事記者会見概要(4月16日)
なし
3.マイク・ドゥワイン・オハイオ州知事記者会見概要(4月16日)
・新型コロナウイルスとの闘いは、新しい段階に移行している。
・5月1日以降、段階的に経済を再開していくプランを検討している。
・経済の再開にあたっては、従業員や顧客の安全確保を最重視し、段階的な形で再開していく。
・日常生活は、当分の間は完全に元どおりにはならないだろう。州民を守るためにも予防策を継続していく必要がある。マスクをつける習慣は、生活の大きな一部になるだろう。
・記者会見の後、他の州知事と共にトランプ大統領と電話会議を行い、経済の再開の方針について話し合う予定。
[Source] https://ohiochannel.org/collections/governor-mike-dewine
4月15日(木)の報告内容
1.ミシガン州及びオハイオ州の感染者数・死者数
(括弧内は前日比)
(1)ミシガン州:感染数28,059人(+1,058)、死者数1,921人(+153)
(2)オハイオ州:感染数7,791人(+511)、死者数361人(+37)
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事等記者会見概要(4月15日)
(1)グレッチェン・ホイットマー州知事
・昨日、ノバイに新設される仮設病院を視察した。ベッド250床が設置されており、必要に応じて1000床まで増設可能である。
・GMは、人工呼吸器の生産を開始し、今月中に600台を出荷予定である。
・米国ヒュンダイは、10万ドルと1万個の検査キットをデトロイト市に寄付する。州内の他の都市も米国ヒュンダイから同様の寄付を受けている。
・ダウ社は、五大湖地域の企業にハンド・サニタイザーを、サギノー、ベイ、ミッドランド、イザベラの各郡の地域財団、経済開発団体に50万ドルを寄付する。
・ファイザー社は、50万ドルをミシガン州内のフードバンクに寄付する。
・ニューヨーク州から50台、カリフォルニア州から100台の人工呼吸器を借り受ける。
・ビジネスの再開時期を誤ると、感染拡大の二度目の波がやってくるだろう。
・本日、老人ホーム等の長期的なケアサービスを提供する施設の利用者及び従業員の安全確保に関する州知事令を発出した。
・本日、州議会の前でデモが行われていると承知している。フラストレーションが溜まっていることは理解するが、状況は深刻である。マスクの着用や人と人との間隔を十分に保つことなく集まることは禁じられている。
(2)ジョネイ・ハルドゥン州保険局チーフ・メディカル・エグゼクティブ
・高齢者、アフリカ系米国人の感染者数が多いことを懸念している。
・規制を緩和することによって感染件数や死亡件数が再び急増する可能性が大いにある。
・13日から、咳や熱、呼吸の乱れ等の症状が比較的軽度な者も検査を受けられるようになった。
・病院では、現在も治療薬が不足している。
・体内に新型コロナウイルスの抗体が作られたとしても、必ずしも免疫ができるわけではない。
[Source] https://www.facebook.com/GovGretchenWhitmer/
3.オハイオ州知事等記者会見概要(4月15日)
(1)マイク・ドゥワイン州知事
・バテル社は、治安機関や緊急医療サービスに対しても、N-95マスクの無料消毒サービスを拡大展開する。
・オハイオ州立大学は、3D製造会社と協力して検査に用いられるスワブ等を開発している。
・ピッカウェイ郡の刑務所において、新たに2名が死亡した。
・105名の受刑者を釈放することに合意した。受刑者は、検査後に釈放予定。
(2)ジョン・ヒューステッド副知事
・感染拡大前、失業補償コールセンターでは42名が働いていたが、現在は1,194名に増員している。今後も増員を検討する。
・オハイオ州内の失業給付申請件数は,先月1ヶ月だけで、2018年と2019年の2年分の合計件数よりも多かった。
[Source] https://ohiochannel.org/collections/governor-mike-dewine
4月14日(火)の報告内容
1.ミシガン州及びオハイオ州の感染者数・死者数
(括弧内は前日比)
(1)ミシガン州:感染数27,001人(+1,366)、死者数1,768人(+166)
(2)オハイオ州:感染数7,280人(+305)、死者数324人(+50)
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事記者会見概要(4月14日)
午後5時時点で無し
3.オハイオ州知事等記者会見概要(4月14日)
(1)マイク・ドゥワイン州知事
・各種事業を再開する場合、事業主は、それぞれの従業員と顧客双方の安全を確保するために何ができるのかを考えなければならない。
(2)アンドリュー・ギンザー・コロンバス市長
・コロンバス市内のコンベンションセンターは、1,000床のベッドを備えた代替医療施設として利用できる状態にある。
(3)ジョン・ヒューステッド副知事
・オハイオ中小企業救済オフィスはこれまでに1300の企業を援助している。
・オハイオ州内では667件の必要不可欠な事業が3万1,000名の従業員を募集している。
(4)エイミー・アクトン・オハイオ州保健局長官
・初動対応者の安全確保のため、新型コロナウイルス感染者情報(氏名及び住所)を初動対応者に提供することを認める法令を発出した。
[Source] https://ohiochannel.org/collections/governor-mike-dewine
4月10日(金)の報告内容
1.ミシガン州及びオハイオ州の感染者数・死者数
(括弧内は前日比)
(1)ミシガン州:感染数25,635人(+997)、死者数1,602人(+115)
(2)オハイオ州:感染数6,975人(+371)、死者数274人(+21)
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事等記者会見概要(4月13日)
(1)グレッチェン・ホィットマー州知事
・人と人との間隔を保つことやマスクの着用の効果が表れ始めており、感染者数の増加が止まる可能性が統計上示されている。
・ミシガン州は、州内の医療保険会社と、新型コロナウイルスの検査及び治療にかかる自己負担、免責額、コーインシュランス(免責額を満たした後の自己負担)に関する費用分担方針を作成した。
・DTEから200万枚のN-95マスクの寄付があり、それらは本日、州内の医療関係者の下に届けられるだろう。
・州政府は、将来的に実施することとなる経済活動の段階的再開計画を策定している。経済活動再開にあたっての検討事項としては、1)感染件数が継続的に減少していること、2)検査と追跡(トレース)の能力が十分にあること、3)医療機関に十分な対処能力が確保されていること、4)職場での安全確保策が実施されること、が挙げられる。
(2)ジョネイ・ハルドゥン州保険局チーフ・メディカル・エグゼクティブ
・州全体の感染件数の増加は緩やかになってきているが、複数の地域ではまだ大幅な増加がみられる。
・検査場は州内で合計13か所に増え、検査能力は40%増加した。
・軽度の症状でも検査が受けられるよう、検査基準を緩和した。
・(デトロイト市の)TCFセンターに設けた仮設医療施設において患者の診察を開始した。ノバイ市の仮設施設は来週に完成する見込み。
(3)ジェフ・ドノフリオ・ミシガン州雇用・経済機会局長官
・州全体の労働者の4分の1以上が失業手当を申請しており、これは全米で3番目に多い。ミシガン州民に対し、失業手当として既に3億5000万ドルが支払われている。
・パートタイムやフリーランスの労働者、中小企業の自営業者も失業保障を申請することができるようになっている。
[Source] https://www.facebook.com/GovGretchenWhitmer/
3.オハイオ州知事等記者会見概要(4月13日)
(1)マイク・ドゥワイン州知事
・オハイオ州兵は、ピッカウェイ郡の刑務所におけるトリアージや検温、新型コロナウイルス非感染者への対応等の医療援助を開始する。同刑務所では、この週末、州の刑務所では初となる新型コロナウイルスによる死亡者が生じた。
・老人ホーム等の介護施設の利用者や従業員に感染者が発生した場合、24時間以内に施設利用者及びその家族へ感染事実を伝えることを施設に対し命じる長官令を発出するよう、アクトン保健局長官に指示した。
(2)ジョン・ヒューステッド副知事
・先週金曜日、ドゥワイン州知事は州内に12あるフードバンクを支援するため、約500万ドルの緊急基金を設ける法令に署名した。
・州内のホームレスの避難所の支援のために、今後さらに約100万ドルが拠出される。
(3)その他
・次回の会見は、重大な事態が発生した場合を除き、来週月曜日に行われる予定。
[Source] https://ohiochannel.org/collections/governor-mike-dewine
4.オハイオ州知事等記者会見概要(4月10日)
(1)マイク・ドゥワイン州知事
・CDCから感染者数の報告に関する新たなガイダンスが示された。これまでは、検査の結果陽性と判明した場合のみ統計上感染者として計上してきたが、今後は、何らかの症状があり、医師の診断により新型コロナウイルス感染が認められた場合には、検査実施の有無に関わらず感染者として計上する。
(2)ジョン・ヒューステッド副知事
・ステリス社(医療関連企業)は、FDAから、N-95マスクの再利用のための消毒を行う許可を得た。同社のテクノロジーは、小規模な機械によって10枚のマスクを28分で消毒できることから、今後ビジネス施設等への設置が期待される。
[Source] https://ohiochannel.org/collections/governor-mike-dewine
4月9日(木)の報告内容
1.ミシガン州及びオハイオ州の感染者数・死者数
(1)ミシガン州:感染数21,504人(+1,158)、死者数1,076人(+117)
(2)オハイオ州:感染数5,512人(+364)、死者数213人(+20)
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事記者会見概要(4月9日)
・自宅待機命令を4月30日まで延長した。公的・私的にかかわらず、またその規模に関わらず、全ての集まりが禁じられている。人と人との一定の間隔を保つ限り、屋外のリクリエーションは許される。
・すべての大型店舗において、入店者数を1000平方フィートあたり4名までに制限しなければならない。
・ミシガン大学の研究によれば、 4月30日まで、州民が、人と人との間隔を保ち、職場での安全を確保し、更に、医療用個人防護具を確保し続けることができれば、州内の感染者数の伸びを押さえることができるだろう、と予測している。
・ミシガン州内の感染事例の33%及び死亡事例の40%がアフリカ系米国人となっている。新型コロナウイルス感染者の人種間の割合の偏りに対応するにあたって、提言を求めるためにタスクフォースを立ち上げた。
・今後数週間のうちに、ノバイ市にあるSuburban Collection Showplaceを仮設病院に改修する。
・ペンス副大統領に対し、新型コロナウイルスに感染した患者の治療のために必要な薬剤が不足している旨書簡を発出した結果,薬剤の生産及び輸入を一時的に増やすとの回答を得た。ミシガン州は、連邦に対して医療用個人防護具及び薬の提供を引き続き要請している。
・連邦農務省は、本来、子供達が学校で提供されるはずであった食事の代わりとして、子供達にフードスタンプを配るというミシガン州の案を承認した。
(2)ジョネイ・ハルドゥン州保険局チーフ・メディカル・エグゼクティブ
・最新のデータでは、感染者の増加数は緩やかになっていることを示しているが、検査が十分に実施されていないことも事実である。
3.オハイオ州知事記者会見概要(4月9日)
(1)マイク・ドゥワイン州知事
・州内の19の事業者が、消毒して再利用できるフェイスシールドの量産を開始した。今後5週間で75万個から100万個を生産できる見込みである。
・オハイオの人々は当初モデルで予想された以上に人と人との間隔をしっかり保っている。しかし気を緩めてはならず、継続する必要がある。
(2)ジョン・ヒューステッド副知事
・州ではこれまで、20万7,000人に1億3,200万ドルの失業手当を支給した。
・米国食品医薬品局は、シンシナティ大学リンダー研究所が考案したプラズマ・プロトコールを認可した。これにより、医師は死亡の危険性の高い患者を特定することができるようになる。
4月8日(水)の報告内容
1.ミシガン州及びオハイオ州の感染者数・死者数
(括弧内は前日比)
(1)ミシガン州:感染数20,346人(+1,376)、死者数959人(+114)
(2)オハイオ州:感染数5,148人(+366)、死者数193人(+26)
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事記者会見概要(4月8日)
午後5時時点で無し
3.オハイオ州知事記者会見概要(4月8日)
(1)マイク・ドゥワイン州知事
・アップル社は、オハイオ州の医療の最前線で働く医療従事者に対して、10万枚のN95マスクを寄付してくれた。
・バテル社は、現在1日あたり16万枚のN95マスクを消毒することが可能である。同社の技術によって20回までマスクの再利用が可能となる。一度使ったマスクでも,使用後すぐに捨てないようお願いする。
(2)キム・ホール州雇用家族サービス局長官
・失業保障の申し込み手続きを効率化できるよう、引き続き努力している。
・今週末までに、失業保障関連の電話対応に従事する職員を1,000人近くまで増やす見込みである。
(3)エイミー・アクトン州保健局長官
・最新の予測モデルでは、感染拡大のピーク時には一日あたり1,600名の新規感染者が生じることが想定されている。
4.ミシガン州の非常事態宣言及び災害宣言の延長について(4月30日まで)
7日、ミシガン州議会は、4月30日まで23日間、非常事態宣言及び災害宣言を延長することを承認する決議を採択しました。また、3月23日に発出された自宅待機命令は、現時点では4月13日まで有効とされています。なお、フリント市の例にみられるように、地域によっては、追加の措置として夜間外出禁止令等が発出される場合がありますので、地元政府等が発出する情報をご確認いただき、引き続き、最新情報の把握に努めていただけるようお願いいたします。
〇ミシガン州議会による非常事態延長決議
〇ミシガン州自宅待機令
https://www.michigan.gov/whitmer/0,9309,7-387-90499_90705-522626–,00.html
〇フリント市外出禁止令
なお、オハイオ州において発出されている非常事態宣言については、同宣言の終了を決定するまで有効とされています。また、3月22日に発出された自宅待機命令については、5月1日まで有効とされています。
〇オハイオ州非常事態宣言
https://governor.ohio.gov/wps/portal/gov/governor/media/executive-orders/executive-order-2020-01-d
〇オハイオ州自宅待機令
4月7日(火)の報告内容
1.ミシガン州及びオハイオ州の感染者数・死者数
(括弧内は前日比)
(1)ミシガン州:感染数18,970人(+1,749)、死者数845人(+118)
(2)オハイオ州:感染数4,782人(+332)、死者数167人(+25)
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事記者会見概要(4月7日)
午後5時時点で無し
3.オハイオ州知事記者会見概要(4月7日)
(1)マイク・ドゥワイン州知事
・オハイオ州では、すべてのフードスタンプ(補助的栄養支援プログラム:SNAP)受給者が、最寄りのフードバンクで梱包された食糧を受けとれるようになる。
・刑務所は、人と人との間隔が保てないほど過密状態であり、新型コロナウイルスの流行を防ぐために、釈放できる者がいないか審査している。
(2)ジョン・ヒューステッド副知事
・州内の中小企業を支援する目的で、州経済開発局に新たに「中小企業救済オフィス(Office of Small Business Relief)」を創設した。
(3)アクトン・オハイオ州保健局長官
・これまでに976名の医療従事者の陽性が確認された。
・オハイオ州の感染者数の増加カーブは、ニューヨークやミシガン、米国全体よりも緩やかである。
4月6日(月)の報告内容
1.ミシガン州及びオハイオ州の感染者数・死者数
(括弧内は前日比)
(1)ミシガン州:感染数17,221人(+1.503)、死者数727人(+110)
(2)オハイオ州:感染数4,450人(+407)、死者数142人(+23)
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事記者会見概要(4月6日)
(1)グレッチェン・ホイットマー州知事
・医療用個人防護具が危機的に不足している。病院によっては3~10日ほどで、N-95マスク、ガウン等の医療用個人防護具の予備が無くなるおそれがある。
・連邦緊急事態管理庁(FEMA)から、400台の人工呼吸器、110万枚の手術用マスク、23万2千個のフェイスシールド及び200万個の手袋を受領した。FEMAは、ウェイン郡、オークランド郡、マコーム郡に対しても計100万枚のN-95マスクを送付している。また、TCFセンターでは今週金曜日から診察が開始できるよう、FEMAと協力して準備を進めている。ペンス副大統領と土曜日と日曜日の朝に(電話で)会談を行い、連携を図っている。
・新型コロナウイルスの感染が始まってから、州内で80万件以上の失業申請があった。
・外出の際には顔を覆うものを着用するよう奨励する。
・ミシガン州では感染者数の増加率が緩やかになってきたが、これは感染者数が(ピークを超えて)減少傾向にあることを意味するものではないことに注意が必要。
・来週中に自宅待機命令を延長することを検討している。明日開かれる州議会に対して、自宅待機命令の70日間の延長の承認を求めている。
(2)ハルドゥン・ミシガン州保健福祉局チーフ・メディカル・エグゼクティブ
・新規に陽性が確認される件数は1日あたり1,000件以上の状態が継続する見込み。現在1,833名の患者が人工呼吸器を使用している。
・陽性件数のうち33%、死亡件数のうち40%がアフリカ系米国人である。
・少なくとも州内15のラボで新型コロナウイルス検査が可能である。また、アボット・ラボラトリーズ社(※米国の製薬・ヘルスケア会社)は、15分で結果が出る検査キットをデトロイト市内の病院に送る予定。
3.オハイオ州知事記者会見概要(4月6日)
(1)マイク・ドゥワイン州知事
・州内の広い範囲において仮設の医療施設を設置していく予定である。
– Seagate Convention Center (ルーカス郡)
– Case Western University’s Health Education Campus (クヤホガ郡)
– Dayton Convention Center (モンゴメリー郡)
– Covelli Convention Center (マホニング郡)
– Duke Energy Convention Center (ハミルトン郡)
– Greater Columbus Convention Center (フランクリン郡)
・州南部及び南東部は、追加の医療器具は必要であるものの、既存の医療施設のみで患者数の増加に対応できると判断している。
・他の地域については、追加的にスペースが必要となるかどうかについて引き続き検証する。
・コロンビアナ郡にあるエレクトン連邦矯正施設では、収容者の7名が検査の結果陽性であると判明し、3名が死亡している。また、数十名に症状が見られている。施設での医療職員は必要数の50%程度しか足りていない。
・連邦の支援が到着するまでの7~10日間、オハイオ州兵をエレクトン連邦矯正施設に派遣し支援することを許可した。
(2)ジョン・ヒューステッド副知事
・中小企業が金融支援を求める場合、まずは地元の銀行に相談するべきである。
・これまでのデータから、オハイオの人々が移動を控え、人と人との間隔(ソーシャル・ディスタンス)を保っていることが示されている。
4.オハイオ州知事記者会見概要(4月4日)
(1)マイク・ドゥワイン州知事
・オハイオ州では、不急の手術を減らし、仮設の病院の建設や既存の病院の増床を図りつつ、州内の病床を倍増することを引き続き目指している。
・本日、テレヘルスの更なる拡大を目指すため新たな州知事令を発出した。これにより、オハイオ州民が、一対一の個別カウンセリングや、ソーシャルワーカー、結婚・家族相談所への相談などのサービスを、テレヘルスにより簡単にアクセスできるようになる。
・公共の場でのマスクの着用を奨励するが、必ず着用しなければならないということではない。
(2)ジョン・ヒューステッド副知事
・インターネット環境が整っていない家庭を支援するため、オハイオ州内のWi-Fiホットスポット・エリアを拡大している。
・4月28日の選挙は、直接の投票は受け付けず、郵送のみで実施する。
(3)アーセル・マクエロイ・オハイオ州高齢化局長官
・オハイオ州の高齢者に対する支援プログラムを実施するため、連邦政府より880万ドルの支援を受けとった。
(4)エイミー・アクトン・オハイオ州保健局長官
・オハイオ州では、患者数の上昇度合いを低く抑えることに成功しているが、引き続き油断はできない。
・偽のカーブサイド検査を含む詐欺が発生していることに注意してほしい。このような詐欺に合わないようにするために、検査を行う者が、検査実施前に医師の診断書を求めるかどうかを確認してほしい。
・オハイオの農村地域における感染率を調査するチームを派遣することについてCDCと調整している。
4月3日(金)の報告内容
1.州政府発表感染者数及び死者数等
(1)ミシガン州:感染数12,744人(+1,953)、死者数479人(+62)
(2)オハイオ州:感染数3,312人(+410)、死者数91人(+10)
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事記者会見概要(4月3日)
午後5時時点で無し
3.オハイオ州知事記者会見概要(4月3日)
(1)ドゥワイン州知事
・より多く検査を行い、より迅速に結果が共有される必要がある。また、医療施設の能力を高め、倍増を目標にする必要がある。
・オハイオ州立大学とオハイオ州保健局は、検査器具や試薬の確保・整備において協力していく。また、サプライチェーンの影響を回避するために、これらの製品がオハイオ州内で生産されるよう取り組んでいる。
・これまで州外のラボで分析を行っていたことから結果が共有されるまで5~6日かかっていたが、より迅速に結果を把握するため、州内のラボでも分析を行えるようにしていく。クリーブランドクリニック、大学病院、メトロヘルス、オハイオ州立大学のすべてで分析を行えるようになった。
・現在オハイオ州には4万9千名の受刑者がいるが、これらの混雑した刑務所においてコロナウイルスの感染が急速に広がるおそれがあることから、刑務所職員と受刑者の健康を保護するため、一部の受刑者を釈放することについて検討を行っている。まずは38名の釈放について地方裁判所に書簡を発出した。これらの中に深刻な暴力犯罪を起こした者(serious violent offenders)は含まれない。
(2)ハリス・オハイオ州兵総監
・多くの人が在宅勤務を行うようになり、ネットワークの使用量が高くなっている。自宅のインターネットのネットワークを安全に保つために、パスワードを設定することは有効である。
(3)ヒューステッド副知事
・2万1千人分の求職情報を州のウェブサイトに掲載し、失業者の求職活動を支援している。(https://jobsearch.ohio.gov/wps/portal/gov/jobsearch/)
・これから2週間、州内の協力会社(Battelle)は病院用マスクの消毒を無料で行うこととしている。
4.オハイオ州の修正自宅待機命令について
4月2日、オハイオ州保健局長官は、修正自宅待機命令(Amended Director’s Stay at Home Order)に署名しました(5月1日午後11時59分まで有効)。この修正命令では、新たに、「州外からオハイオ州に来て滞在する人は14日間自己隔離を行うことが要請される(persons entering the State with the intent to stay are asked to self-quarantine for fourteen days)」こととなりました。ただし、これは、「通常の生活の一部としてある州に住み、別の州で働いたり必要なサービスを受けたりする人には適用されない(this does not apply to persons who as part of their normal life live in one state and work or gain essential services in another state)」とのことです。
[Source]
4月2日(木)の報告内容
1.州政府発表感染者数及び死者数等
(1)ミシガン州:感染数10,791人、死者数417人
(2)オハイオ州:感染数2,902人、死者数81人
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事記者会見概要(4月2日)
1 ホイットマー州知事
・3月31日に連邦戦略備蓄(National Strategic Stockpile)から400台の人工呼吸器を受領したが、引き続き不足している。デトロイトは、アボット・ラボラトリーズ社(※米国の製薬・ヘルスケア会社)から5台の検査機と5000個の検査キットを最も早く受け取ることができる自治体の一つとなる。デトロイトでは1時間あたり20~50件の検査を実施することが可能となる。
・ミシガン州が感染のピークを迎えるのは、約1ヶ月の後のことになるだろう。
・トランプ大統領は、食糧の提供、公共スペースの消毒及び公共の安全の確保等の人道的支援を行うためにミシガン州兵を動員することを承認した。
・ミシガン州の非常事態宣言を70日間延長することを求める書簡を州議会上下両院に対し発出した。
・ミシガン州の学校を学期末まで閉鎖する州知事令に署名した。それぞれの学校区は児童・生徒が学習を継続できるよう、オンラインの学習等代替手段を検討しなければならない。
・現時点で、州内全域で夜間外出禁止令(curfew)を発出することは検討していない。
(2)ハルドゥン・ミシガン州保健福祉局チーフ・メディカル・エグゼクティブ
・人と人との距離を保つことは、最良で唯一の新型コロナウイルス感染予防策であることに変わりない。
・州内の病院の多くは最大収容量に達している。また、多くの病院で医療用個人防護具や鎮静薬等の重要な医療物資が不足している。
・更に多くの感染患者の受け入れが可能となるよう、(デトロイト市内の)TCFセンターのような代替医療施設を更に設置していく必要があるだろう。
[Source] https://www.youtube.com/watch?v=r4VwXyxHy0M
3.オハイオ州知事記者会見概要(4月2日)
(1)ドゥワイン州知事
・州経済を支援するための経済諮問委員会を設置する。
・自宅待機命令の修正命令に(保健局長官が)署名した。この修正命令により、自宅待機の期間を5月1日まで延長するとともに、新たにオハイオ州外から州内に入ってくる人々に対して、14日間自己隔離を行うことを要請する。
https://coronavirus.ohio.gov/static/publicorders/Directors-Stay-At-Home-Order-Amended-04-02-20.pdf
・小売業は、店舗内の客数を制限するルールを設けるべきである。
・複数の地域の保健局において、ある事業が「essential business」に該当するかどうかの判断が分かれた場合に当該案件を取り扱う評議会を設置する。
(2)ヒューステッド副知事
・この2週間で、オハイオ州職業・家族サービス局は、10万8千人以上の人々に4500万ドル以上の失業補償を提供した。
[Source] https://www.facebook.com/TheOhioChannel
2019年4月1日(水)の報告内容
1.州政府発表感染者数等
(1)ミシガン州:感染数9,334人、死者337人
(2)オハイオ州:感染数2,547人、死者65人
[Source]
ミシガン州:https://www.michigan.gov/coronavirus/
オハイオ州:https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/
2.ミシガン州知事記者会見概要(4月1日)
午後5時時点で無し
※明日午後7時より、ホイットマー州知事は、ミシガン州におけるコロナウイルス対策に関するtown hall meetingを開催する予定。
3.オハイオ州知事記者会見概要(4月1日)
・新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、州内をクリーブランド、コロンバス、シンシナティの3つのゾーン及び8つの地域に区分し、協調体制を整えている。これにより、必要な資源を本当に必要としている地域へと配分することが可能となる。
・オハイオ州兵は、大学の寮やコンベンションセンター、閉業した病院等の施設を仮設病院とし、州内の患者収容数を増やしていくための支援活動を引き続き行っていく。
・ 医療用個人防護具の医療従事者及び初期対応者への提供を強化するため,「オハイオ製造業連合」を組織した。全ての製造業者に対し、(医療用個人防護具について)自社で生産が可能だと考えられる場合は,これを製造することを要請する。
・弱い立場にある人々が、新型コロナウイルスに感染するリスクを最小限に抑え,かつ,安全に食糧を手に入れられるよう、食料品店及び食品医薬品局と協力している。
・SNAP(フードスタンププログラム)を受けている人々は、オンラインで注文し、車に乗ったまま店で商品を受け取ることができる。
・昨日、トランプ大統領はオハイオ州を大規模災害に認定した。これにより、州や地方政府はFEMA(連邦緊急事態管理庁)から対策措置にかかる費用の助成金を受け取ることができる。
・金融機関や大家に対し,中小企業のローンや賃貸料の支払いを90日間猶予するよう要請する法令に署名した。