【海外在住者向け】海外でのコロナ治療にはいくら費用が掛かるの?保険でカバーできる?

2020年4月22日

海外在住者の方々はそれぞれ保険に入っていると思いますが、実際にはどれくらい費用が掛かってしまうものなのでしょうか。また、そもそも新型コロナウィルスは海外保険でカバーできるものなのでしょうか。

調べてみました。

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新型コロナウィルスは海外旅行保険の補償対象?

海外在住の方の中には日本の保険会社の海外旅行保険にご加入の方々もいらっしゃるかと。

今回の新型コロナウイルスについては、多くの海外旅行保険で補償の対象になっています。

海外旅行保険に含まれる、治療費用をまかなえる特約、病気を発症して亡くなったときに補償される特約、渡航先に退避勧告などが出て旅行をキャンセルせざるを得なくなったときの費用を補償する特約、いずれも基本的に補償されます。

ただ、「旅行行程終了後72時間以内に発病した病気」「渡航中止勧告が発令された2020年1月24日の前日までに契約された旅行に限る」など細かい規定が存在することもあるため、保険会社のホームページで確認したり問い合わせをしたりするのが確実です。

そのほか、クレジットカードに自動的に付帯されている海外旅行保険や、旅行予約サイトや航空会社などが独自に用意している旅行キャンセル時の費用を補償する保険などでも保険金を受け取れることがあるので、チェックしてみると良いかもしれませんね。

いくらまでの補償に入るべき?

ある会社の産業医によると

「症状があって陽性になった方には普通の病気、要するにインフルエンザが重症化して入院するのと同じことになる。おそらく保険で全てカバーされる。」

「入院されて重症になった場合、日本よりも上乗せされる医療費の額がすごく大きくなるので、数百万円とか、人工呼吸器がついてICUに長期で入院したりすると1千万円近くなる方も出てくるかもしれない」

以上から、補償限度が1千万円以下の方は注意をした方がいいかも・・・?

空港で感染した場合は?

「空港での感染=帰国直後のPCRでは陽性→その後の2週間の隔離中に発症→陽性」の場合はどうなるのでしょうか。これは発症したタイミングが国内になるために、規約次第ですが、基本的には「海外旅行保険」の対象外です。

※「旅行行程終了後72時間以内に発病した病気」などの規約を確認しておきましょう。
ちなみに、国内旅行保険については、「傷害(ケガ)の保険の一種」という扱いになるため、新型コロナウイルスを含め病気全般が対象外となることが多いようです。

海外での新型コロナ治療費はいくら?え?治療代820万円!?

アメリカの一例

無保険者が新型コロナウィルスの治療を受けようとすると、6日間の入院で42,486〜74,310ドル(約470〜820万円)の自己負担が発生するだろうという試算がなされているようです。

また、入院までいかなくとも、5〜10分の遠隔医療訪問に対して34ドルを請求されるそうです。(アメリカは軽症患者は自宅治療のため、入院費がかからない)

さらに、新型コロナウイルスの検査を受けた人の中には、3000ドル(約31万7000円)を超える医療費を請求された人もいるそうです。州によっては検査代が無料の州もあるようですが、入院までしてしまうと医療費がかなり高額になってしまいますね。

【参考記事】
Uninsured Americans could be facing nearly $75,000 in medical bills if hospitalized for coronavirus

タイの一例

タイにおける新型コロナウイルスの治療では、基本的には保険(海外旅行保険や医療保険)が適用されます。しかし、仮に重症化してICUに長期に入院せざるを得なくなる場合には1000万円近い多額の医療費がかかるため、保険の保障額引き上げも検討する必要があるそうです。

タイ在中の日本人医師によると、

「保険が少ないとあっという間にカバーする範囲を超えてしまう可能性があるので、少なくとも(保障額は)数百万円はあったほうがいい。タイ政府は入国時に10万ドル保険をかけてくださいと言っているが、その意見はある意味妥当だ。」